エルサレムが首都

エルサレムが首都かどうかはワシにとってはどうでもいいことじゃが、現実の世界に聖地を求める信仰は危険じゃろう。聖地とか天国とか地獄は自分自身の中にあるという信仰に切り替えねばならぬ。

それにしても国連の首都撤回決議に関するアメリカの言動は吃驚仰天じゃな。援助がなくなるぞと暗に脅したり、撤回の決議に反対した国を集めて仲良しクラブごっこかのう。

見ているほうが恥ずかしくなるが、当のアメリカには恥ずかしいという感覚が欠如しているのじゃな。恥というのは文明人に欠かせないものじゃろ。このようなことが続くとアメリカは信を失うのではないか。金や力で世界を左右しようとしても信より強いものはない。アメリカに媚を売るものがいても裏で舌を出しておるぞ。

日本はこれから国力が衰えていくじゃろうが、信をなくしてはいけない。アメリカを反面教師にして諸外国に信頼される誠実な国を目指さなければならないじゃろうて。